幸せ

幸福度曲線とマズローの5段階欲求から考える -幸せとお金の関係について-

幸せはお金では買えない、そんな言葉を聞いたことがあると思います。果たして本当にそうでしょうか。この記事では、幸せとお金の関係について考えていきたいと思います。

米国の研究論文による幸せとお金の関係

2002年にノーベル賞を受賞したアメリカ経済学者のダニエル・カーネマン教授は、アメリカで45万⼈を対象に年収と幸福度の関係を調査し、以下の結果を発表しています。

  1. 年収420万円以下の人は、生活の質の向上が幸せに直結するため、年収と幸福度は比例関係にある。
  2. 年収420-800万円の人は、年収420万円以下の人と比較すると年収増加率に対する幸福度の増加率は低下するものの、2つは比例関係にある。
  3. 年収800万円以上の人は、これ以上年収が増えても幸福度が増加しない。

つまり研究論文によれば、年収800万円までは、年収が増加するほど幸せになる、ということになります。

マズローの5段階欲求について

アメリカの心理学者マズローは人間の欲求を以下の5段階に分類しています。低次の欲求(ピラミッドの下の欲求)が満たされれば、より高次の欲求が生まれると言っています。

  • 第1段階目の欲求(生理的欲求):呼吸、食事、水、性的欲求、睡眠、恒常性維持、排泄
  • 第2段階目の欲求(安全の欲求):安全(身体的・雇用的・資源的)、道徳性の保証、家族の安全、健康維持、財産の維持
  • 第3段階目の欲求(社会的欲求):友情、家族、愛情
  • 第4段階目の欲求(尊敬・評価欲求):自尊心、自信、達成、他人からの尊敬
  • 第5段階目の欲求(自己実現欲求):道徳、創造性、自発性、問題解決等
マズローの5段階欲求階層図

マズローの5段階欲求とお金の関係

第1・第2段階目の欲求は、年収420万円あれば満たされる

第1段階目・第2段階目の欲求まではお金で買えるものが多く、幸福度と年収の関係が強い比例関係にありそうです。

これが冒頭の研究論文の年収420万円までの幸福度の上昇区間に相当すると考えます。

第3・第4段階目の欲求は、年収800万円に近づくほど満たされていく

第3段階目の欲求からはお金では買う事が難しいものが多くなってきますが、第3段階目(社会的欲求)、第4段階目(尊敬、評価の欲求)については、年収が高ければそれに伴って満たされやすくなりそうです。

この段階が、年収800万円までの幸福度の上昇区間に相当すると考えます。

第5段階目の欲求は、お金では買えない(年収800万円以降

お金があっても自己実現はできません(内容にもよりますが)し、道徳感も向上しません

この段階が、年収800万円以降の幸福度との並行状態に相当すると考えます。

まとめ

ダニエル・カーリマン教授の幸福度曲線とマズローの5段階欲求の2つを合わせて考えると、以下の図のようになります。

幸福度曲線とマズローの5段階欲求の組み合わせ図

年収800万円まではお金があればあるほど幸福感を感じるがより上位の自己実現欲求は、お金では買えない価値がある、という事になるのではと思います。

お金は大事ですが、あくまで幸福感を向上させるためのツールであることを忘れず、暮らしていきたいものです。

以上、皆様の将来設計の参考になれば幸いです。

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kumakumaru
一度しかない人生、どうしたらより良く生きる事ができるのかを模索し、有用な情報があれば発信していけたらと思います。