幸せ

日本人は幸せなのか -世界幸福度指数から読み解く-

日本は先進国であり、世界的にみても裕福な国と位置づけられてます。しかし昨今の日本人の自殺率の高さ、ネットでの誹謗中傷などをみていると、日本人は本当に幸せなのか、と考えてしまいます。

そこで今回は、日本人が世界各国と比べてどれほど幸せなのかを世界幸福度指数から分析してみたいと思います。

日本の幸福度は58位/132ヶ国(2016-2018)

世界幸福度指数とは、英国のシンクタンク「ニュー・エコノミクス財団(nef)」が編み出した、世界各国の幸福度を測定する方法です。

幸福度は以下の項目から数値化されます。

  1. 国民1人あたりのGDP
  2. 社会福祉
  3. 国民1人あたりのGDP
  4. 社会福祉
  5. 人生を選択する自由
  6. 寛大さ
  7. 腐敗認識指数(政府などの汚職度)
  8. 最低の国(架空の国)ディストピアとの幸福度の比較

最低の国(架空の国)ディストピアとの比較というのが分かりにくいですが、これは①~⑦では説明できない未知の指標「その他的扱い」の様です。

2016年-2018年の幸福度指数は、日本は調査国132ヶ国中、58位でした。なお幸福度1位はフィンランドでした。

裕福さと幸福度は関係しているのか

裕福さが幸福度と関係するかを調べるにあたり、世界幸福度指数と国民一人当たりの所得(GNI)を比較してみました。

参考:幸福度指数⇒World Hapiness Report (2016-2018)
国民一人当たりの所得(GNI)⇒総務省統計データ (2014-2017)

グラフからは以下のことが読み取れます。

  1. 裕福さ(GNI)と幸福度には正の相関がある。
  2. 幸福度上位60か国のうち、約半分(25か国)がヨーロッパ
  3. 途上国(GNI>12,235USD以下)でも、日本よりも幸福な国は10ヵ国ある
  4. 日本は裕福さ(GNI)が高い割には、幸福度は高くない。

日本とフィンランド(幸福度1位)の比較

日本とフィンランド(幸福度1位)を比較してみました。

参考:

このグラフからは以下のことが読み取れます。

  1. 裕福さ(GNI)、社会福祉、健康寿命では両国で大きな差はない
  2. 日本は、「人生を選択する自由」がフィンランドより少し小さい
  3. 日本は、自国の政治汚職認識がフィンランドよりも少し高い
  4. 上記①~③による影響よりも、最低の国(ディストピア)との差が圧倒的に幸福度のランキングを下げている

日本人がより幸福になるには

フィンランドと比較して、日本は物質的な豊かさ(裕福さ、社会福祉、健康寿命)は大差がなく、また人生を選択する自由度や政治汚職度もそこまで大きな差異はありませんでした。圧倒的な違いは、最低の国(ディストピア)との差異です。

上述しましたが、このディストピアとの差異は、裕福さ、社会福祉、健康寿命などの絶対水準では測れない未知のなにかです。

この未知のなにか、とは各国の人たちが自分たちのことを幸福だと思っているかどうかという主観的な水準に依存していると言われています。

この仮説に基づくと、日本人は以下の理由で幸福度が下がっていると考えられます。

  • 日本人は実際おかれている状況よりも自分のことを不幸だと感じている。
  • 日本人は追及する幸福の水準が高い。

これらが幸福度を下げている原因ならば、日本人はもうこれ以上物質的に豊かにならなくて良くて、生きるため・お金のために一生懸命働き、過労死したり心の病になってしまう位なら、お金を稼ぐよりももっと幸せになれる道はあるのではないか、と思わせてくれるデータでした。

日本は幸せに必要な一定以上の豊かさは既にあるため、あとは自分は幸せだ、と感じられるように生きることが大切なのではないかと思いました。

以上、本記事が皆様の幸せについて考える参考材料となれば幸いです。

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一度しかない人生、どうしたらより良く生きる事ができるのかを模索し、有用な情報があれば発信していけたらと思います。